調剤薬局への経営支援の柱の一つは薬剤師の採用

国家資格の薬剤師は年々増加しており、厚生労働省が統計化した2014年の薬局および医療施設に従事する薬剤師は総数で21万6077人に達しています。薬剤師の資格を持ちながら、薬局や医療施設以外で働いたり、資格はあるのに働いていない潜在的薬剤師を含めるとその数はさらに増えます。それなのに全国の調剤薬局で慢性的な薬剤師不足が続いているのは理由があります。
第1に薬局自体が増えていることです。厚労省の衛生行政報告書によると2014年度末時点の薬局数は5万7784カ所で、前年度比713カ所も増えています。さらに5兆円市場ともいわれているドラッグストア業界が活発で、薬剤師がこの業界に流れているという事情もあります。この傾向は継続しており、今後も薬剤師は増えても薬剤師を必要とする業界も拡大するため、慢性的な薬剤師不足の解消は難しいという見方もあります。

薬剤師は売り手市場で転職も多いのが実情

人命に直結しかねない、薬剤師の業務は責任重大です。調剤業務は医師の処方箋通りに機械的に作業するだけでは不十分です。服用してはいけない薬が誤って処方されていないか、飲み合わせは適正かをチェックし、疑問点があればただちに疑義照会をして未然にトラブルを回避します。
患者さんの中には細かな事に注意が向かない方もいますので、服薬指導をしつつ、内容や錠数に間違いがないかを点検し、場合によっては医師への確認も必要です。最近は多くが電子薬歴管理システムを導入していますが、誰が見ても理解できるような入力スキルが求められます。
こうした高度で専門的な業務だけに、薬剤師は完全な売り手市場であり、条件の良い仕事場への転職が多い職種でもあります。規模が小さく労働条件だけを比べられると厳しい立場の調剤薬局にとって、薬剤師の安定的な雇用と退職率の抑制は死活問題となってきますのでこの観点からの経営支援が不可欠です。

経営者に代わって人材確保戦略を進めるプロ集団の強み

多くの小規模薬局は経営者自身が薬剤師として仕事場に立ち、日々の業務に追われながらも合理的な雇用システムや退職を回避するための戦略を構築する余裕はないという場合もあります。退職しないように押しとどめるのも難しく、新規雇用は競争原理からみて不利です。こうした手詰まり状態にある小規模薬局の経営者に代わって、薬剤師の確保、定着率の向上を実現する戦略を立て、実践プログラムを展開して調剤薬局の経営支援を行う専門企業が活躍しています。
医療や薬局に関する詳細で最新の情報網を持ち、全国に存在する薬局との業務連携や合併を高次元で実現する強力なビジネスサポート企業です。薬剤師の採用支援については、早急な要員補填を可能にする余剰人員の採用や求人条件の改善提案、職場環境の改善など従業員の定着を図る対策を講じます。こうしたプロのサポートを受けて薬剤師の採用の安定化を図ることが経営者の大切な経営判断となってきます。

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